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2013年9月29日日曜日

ウエスト・サイド物語(リバイバル)

ユナイトのリバイバル考察の続き。
「屋根の上…」のリバイバルの際、マークの修正がされていなかったことを書きましたが、「ウエスト・サイド物語」も確認してみたところ、上映方式の表示の変更はしていても、70年代のリバイバルのユナイトマークの修正はされていませんでした。「卒業」は結構きちんと手を入れているのに、何故でしょうか?

ともあれ、完全ではないのですが、69年以降のリバイバル公開のチラシをこちらにまとめてみました。初版もいつかは手に入れたいのですが、こちらは人気が高くなかなか困難であります。

画像は運よく手に入れたユナイトのシネ・サークル広報誌「UA CINE MATE」の創刊号。69年のリバイバルにあわせて「ウエスト・サイド物語」の特集が組まれています。

上映日数511日、入場人員1,524,849人(当時の名古屋市の人口に匹敵)という大記録を達成した丸の内ピカデリーの元支配人尾ヶ井武氏が手記を寄せているのですが、当初は年の暮れ(1961年12月23日)の公開で出足は決してよくなかったが、口伝えで雪だるま式に伸びていったとか。最初の1週間がピークになっている当節の興行とはずいぶん趣が違いますね。ロバート・ワイズ監督が来日した折、いかに観客が熱狂的だったかの話を伝えたところ、「わたくしは『ウエスト・サイド物語』をみた日本の多くのファンのひとりひとりに、いま握手したい気持ちです。でも、そうしたら、これから一年も日本に滞在しなければなりませんね」と、暖かな微笑を浮かばせながら答えたそうです。

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